年金制度

Sponsored Link

10年しか加入期間がない老齢基礎年金でも振替加算はつくのか?

次のような事例を考えてみましょう。

 

夫 老齢厚生年金(20年以上)を受給中で、現在パートで働いている66歳。
妻 現在66歳で無職。国民年金第3号被保険者期間が10年のみ存在。

 

このような場合、平成29年8月に施行が予定されている年金受給資格期間の短縮により、振替加算を妻はもらうことができるようになるのでしょうか。

 

10年しか加入期間がない老齢基礎年金でも振替加算はつく

 

振替加算については、厚生年金期間が20年(240月)ある老齢厚生年金を受給中の配偶者が65歳に達したときに、その配偶者の老齢基礎年金に加算されるものです。

 

上記の例の場合は、妻は受給資格期間の短縮前には老齢基礎年金を受けていません。

 

施行日になって初めて10年の国民年金第3号被保険者期間に基づく老齢基礎年金を受けられるようになります。

 

もし、妻が65歳時点から夫に養われている場合、すなわち、生計同一で生計維持(妻の稼ぎが850万円未満)されている場合、施行日の受給権発生と同時に振替加算も受給できるようになります。

 

なお、平成29年8月の施行後は、受給資格期間は10年で受給権発生するので、合算対象期間(カラ期間)のみで振替加算相当の老齢基礎年金を請求する場合も、25年ではなく、10年の合算対象期間(カラ期間)のみで可能、ということになります。

Sponsored Link

関連ページ

10年に期間短縮された老齢年金受給者が死亡した場合の遺族年金の受給要件は?
日本の年金制度の仕組みや年金実務をわかりやすい説明します。年金制度改革や歴史、問題点などについても丁寧に解説しています。